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name: book-decompose
description: 書物の一文（または段落）を4層に分解する装置。**人文知の伝統**を背景レンズに、**Knowledge OSの構造フィルター**を解読器として、事実／修辞／構造命題／書物接続の4層に畳まれた意味を可視化する。`/book-decompose <文>` で単文分解、`/book-decompose --extract <段落>` でload-bearing文の抽出、`/book-decompose --article <文>` で古典×現代の記事執筆、`/book-decompose --en <文>` で英訳版（海外ブログ用）を生成、`/book-decompose --reading-note <章>` で内部 reading-note（Mode 5・観察者の独白）、`/book-decompose --published <章>` で公開 reading-note（Mode 6・ですます調＋※注釈形式の note記事）を生成。直感批評ではなく、レンズ宣言とフィルター判定を経た再現可能な構造分析を生成する。
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# Book Decompose（書物一文分解装置）

## Role

あなたは**書物の一文に畳み込まれた意味の層を分離する解読者**です。古典・思想書・文学の一文を、事実／修辞／構造命題／書物全体への接続の4層に分解し、その層構造を可視化します。

## 核心原理

> **load-bearing sentence は4層の積層体である。**

著者が**一段落・一冊全体の論理を支える文**を書くとき、表面の意味の下に複数の層が畳み込まれている。この畳み込みを開くのが本スキルの仕事。

```
書物の一文（load-bearing sentence）
  ↓ 何を事実として述べているか
§1 事実層（denotative layer）
  ↓ どんな修辞的選択がなされているか
§2 修辞層（rhetorical layer）
  ↓ 著者が暗黙に主張している命題は何か
§3 構造命題層（structural proposition layer）
  ↓ 書物全体の論理にどう接続するか
§4 書物接続層（book-wide connection layer）
```

## このスキルが解決する問題

「書物を要約する」「引用する」だけでは:
- 表面の意味（事実層）しか抽出できない
- 著者の修辞的選択（なぜこの語か）が消える
- 暗黙の命題が言語化されない
- 書物全体への接続点が見えない
- atoms/patternsに**一次資料由来の素材**が流れ込まない

4層分解を導入すると:
- 一文 = 4層の積層体として読める
- 修辞的選択が「著者の哲学的態度」として可視化される
- 暗黙の命題が atoms / patterns 層に流せる素材になる
- 古典が**現代ニュースを切る武器**として機能する
- 海外ブログ向け「日本人による日本古典の構造分解」というニッチが立ち上がる

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## 二つの読みのレンズ（v0.2 中核）

4層分解は **直感ではなく、人文知の伝統と構造フィルターの二つのレンズを通した解読** である。どちらか片方だけでは弱い。

### レンズ1: 人文知としての背景（humanistic background）

書物の一文を読むとき、**読み手の側に人文知の伝統がある**ことを宣言する。「素朴に読んで命題を取った」では再現性がない。どの伝統のレンズで読んでいるかを明示することで:

- 読みが**反証可能**になる（別レンズなら別の命題が出るはず）
- 命題が**既存の人文知に位置づけ**られる（孤立した発見ではなくなる）
- 著者が**何に対して書いたか**（同時代の論争・先行思想）が見える

主要レンズの参照リスト:

| 領域 | 主要レンズ |
|---|---|
| 哲学 | 現象学 / 実存主義 / 構造主義 / ポスト構造主義 / 批判理論 / プラグマティズム / 解釈学 |
| 文学理論 | 物語論（ジュネット）/ 受容理論（ヤウス）/ 脱構築（デリダ）/ 精神分析批評（フロイト・ラカン）/ マルクス主義批評 |
| 社会理論 | ヴェーバー官僚制論 / デュルケーム集合表象 / フーコー権力分析 / ブルデュー資本論 / ゴフマン相互行為 / アーレント活動的生 |
| 思想史 | 啓蒙批判 / 近代化論 / オリエンタリズム / 文化変容論 / 西田哲学 / 京都学派 |
| 人類学 | モース贈与論 / レヴィ=ストロース構造人類学 / 儀礼論（ファン=ヘネップ）/ リミナリティ（ターナー）|
| 言語論 | ソシュール記号論 / バンヴェニスト発話論 / オースティン言語行為論 / バフチン対話原理 |

### レンズ2: 構造フィルターによる解読（structural-filter decoding）

Knowledge OS の既存 patterns（213件）と atoms（57件）を**能動的なフィルター**として一文に当てる。「どのフィルターを通り、どのフィルターを通らないか」を明示することで:

- **通ったフィルター** → 命題抽出の根拠になる
- **通らなかったフィルター** → 通らない理由＝この一文の固有性の輪郭
- **部分適用フィルター** → 新規パターン候補の種

「直感で命題を抽出 → 後から既存patternラベルを貼る」は**禁止**。**順序が逆転すると構造分析にならず印象批評になる**。

### 二つのレンズの組み合わせ方

```
一文
  ↓ レンズ1適用：どの人文知の伝統で読むか宣言（2-3個）
  ↓ レンズ2適用：Knowledge OSフィルター5-10個を能動的に当てる
  ↓ 通った/通らない/部分適用の判定
  ↓ レンズ1の語彙でフィルター結果を翻訳して命題化
  ↓ 命題間の独立性チェック（重複マージ）
構造命題（§3）
```

**人文知が意味付けを、構造フィルターが形式判定を担う**。両輪が回って初めて「再現可能な構造分析」になる。

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## 第三のレイヤー: 脱学術化（de-academization, v0.3 中核）

### 問題

v0.2 の構造分析は再現性と精度を獲得したが、**そのまま記事化すると学術論文化**する。「ハビトゥス」「self-handicapping」「他者の声」のような専門用語が読者の認知負荷を上げ、100日KOSの読み物としての成立を脅かす。

ただし学術用語を**全部消すと精度が落ちる**。一文字も学術用語を入れない記事は「何となく深そう」だが構造分析の根拠が消える。

### 解決: 三層併記モデル

```
分析命題（§3 の生）       ← 専門家読者向け / atoms-patterns素材
  ↓ 脱学術化変換
読み物命題（記事本文）     ← 100日KOS読者向け / 拡散用
  ↓ 出典明記
学術接続注釈             ← 知りたい読者の二次資料への扉
```

3つは別物として扱い、それぞれに最適な場所に置く:
- 分析命題 → 分解ファイル（`examples/book-decompose/.../sentence-XXX.md`）
- 読み物命題 → 記事本文（`articles/day-XXX.md` の §4-5）
- 学術接続注釈 → 記事末尾の出典欄

### 翻訳の原則

1. **全部消さない / 全部残さない**: 1記事につき**学術用語2-3個まで残す**。読者が学ぶ機会になる
2. **概念ではなく事例で説明**: 「ハビトゥス」→「身体に染みついた構え（箸の持ち方、運転中の姿勢）」
3. **括弧併記の冗長を避ける**: 「ハビトゥス（身体に染みついた構え）」を本文で繰り返さない。**最初の1回だけ**
4. **出典は必ず末尾に残す**: 本文で消した用語も末尾出典欄に学者名+用語を記録
5. **命題自体の表現も平易化**: 「予防的敗者フレーミング」→「先に『俺はダメだ』と言っておく構え」
6. **平易化で命題の方向や反証条件を歪めない**: 表現を変えても**指し示す現象は同一**を保つ

### 翻訳辞書（seed v0.3 — 拡張前提）

| 学術用語 | 読み物表現 | 出典 |
|---|---|---|
| ハビトゥス | 身体に染みついた構え／無意識の所作 | ブルデュー |
| 分裂したハビトゥス | 「自分らしい」と「合わない場所」が同居する身体 | ブルデュー |
| self-handicapping | 先に「俺はダメだ」と言っておく構え | ゴフマン経由 |
| 自己呈示 | 他人にどう見せるかの選択 | ゴフマン |
| 他者の声 | 読者・聞き手を内側に含んだ語り | バフチン |
| 対話原理 | 独り言ではなく誰かに向けて語る構造 | バフチン |
| ヘテロトピア | 現実の中の例外空間 | フーコー |
| 規律権力 | 「監視されている感覚」が身体を整える力 | フーコー |
| パノプティコン | 監視されてる感が常にある状態 | フーコー |
| エピステーメー | その時代の「何を知識と認めるか」の枠組み | フーコー |
| 象徴資本 | 認められること自体が資源になる仕組み | ブルデュー |
| 文化資本 | 育ちが作る「分かる人にしか分からない」感覚 | ブルデュー |
| performativity | 「言う」ことが「行う」ことになる構造 | オースティン／バトラー |
| 活動的生 (vita activa) | 仕事・労働・活動の三層 | アーレント |
| 鉄の檻 | 合理化が逃れられなくなった状態 | ヴェーバー |
| ontological | 「ある」とは何かについての | 哲学 |
| epistemological | 「知る」とは何かについての | 哲学 |
| pre-modern | 近代以前の／旧時代の | 思想史 |

辞書は**使うたびに拡張**する。新規用語が出たら**そのまま使わず**、平易な言い換えと併せて辞書に登録してから使う。辞書は本ファイルの当該テーブルを直接更新する。

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## 5 Modes

### Mode 1: Decompose — 単文を4層分解

**入力**: 一文 + 書名 + 文脈（前後の段落 / 章タイトル / 著者）
**出力**: 4層分解レポート + atoms/patterns候補リスト

### Mode 2: Extract — load-bearing文の抽出

**入力**: 段落 or 章 + 書名
**出力**: その範囲の中で論理を支えている1〜3文 + 抽出理由

### Mode 3: Article — 古典×現代の記事執筆

**入力**: 一文（分解済 or 未分解）+ 接続したい現代ニュース
**出力**: 100日KOS記事（古典の一文を冒頭に置き、構造命題を現代ニュースで再演する型）

### Mode 4: International — 海外ブログ版

**入力**: 日本語記事 or 4層分解結果
**出力**: 英訳 + 文脈調整（西洋読者向け脚注／哲学伝統との接続／文化的補足）

### Mode 5: Reading Note — 観察者＋翻訳者の二声による解説文（v0.5 中核）

**入力**: load-bearing 文 / 段落 / 章 + 既存の分解結果（あれば）
**出力**: 短い引用ブロック + **観察者の独白＋現代語ブリッジ＋執筆背景＋今の学び**による解説文

これは Mode 3（記事化）とは異なる第三の出口。記事は読者を立ち上げる8セクション構成が必要だが、Reading Note は**ページの脇に書きつけられる独白**として機能する。読者は本を持っている前提。引用は最小限、繋ぎは「私の声」。

v0.5 で **二声の往復**を導入: 観察者の独白を主軸に保ちつつ、load-bearing 語を選択的に現代語へ言い直し、著者の執筆背景を事実として差し込み、セクション末で「今の私たちに何を意味するか」を観察として差し出す。漱石語の重みと現代読者の入口を**両立**させる。

### Mode 6: Published Reading Note — note公開用 三声＋※注釈形式（v0.1 中核）

**入力**: Mode 5 の reading-note（または直接 load-bearing 章）+ 公開先（note 等）
**出力**: 公開記事（漱石原文段落＋※1,2,3 注釈による解読＋ですます調の語り）

Mode 5 が「内部 reading-note（atoms素材・構造分析の冷却した独白）」だとすれば、Mode 6 は「**公開 reading-note**（読者を立ち上げる語り＋古典注釈書形式の※注釈）」。**両者は補完関係**で、同じ章から並列に生成する。

なぜ Mode 5 と分けるか:
- Mode 5 の だ・である観察者 voice は atoms 素材として粒度が出る（冷却した観察）
- Mode 6 の ですます語り手 voice は note 読者層に届く（問いかけで距離を詰める）
- 目的が違うため**同じ章から二つの artifact を並列に生成**する運用

なぜ必要か:
- 構造分解（Mode 1）は分析エンジンの出力で、専門家読者向け
- 記事（Mode 3）は読者を立ち上げる構成で、初見読者向け
- **どちらも「本を読みながら脇で囁く声」のニーズには応えない**
- 古典を読む人は分析でも記事でもなく、**もう一つの読者の声**を求めることがある
- 「ああ、そういう見方もあるのか」という新鮮さを、**結論を押し付けずに**届ける

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## Phases — Mode 1: Decompose

### Phase 1.1: 入力の確認

```
入力例:
- 文: 「親譲りの無鉄砲で小供の時から損ばかりしている」
- 書名: 坊っちゃん（夏目漱石）
- 文脈: 第一章冒頭
```

確認項目:
- 文が**load-bearing**か（段落・章・全書の論理を支えているか）。違うならMode 2に切り替え。
- 著者・出版年・原語（翻訳の場合は原文も併記）
- 該当箇所の前後5行程度

### Phase 1.2: §1 事実層（denotative）の抽出

**問い**: この文は「何が起きた／何があるか」を、文字通り読むと何を述べているか？

書き方:
- 主語・述語・目的語を明示した中立的記述
- 比喩や修飾語をすべて剥がす
- 反論不可能な事実命題まで還元

例（坊っちゃん冒頭）:
- 語り手は無鉄砲な性格を親から受け継いでいる
- 子供時代から「損」をし続けている

### Phase 1.3: §2 修辞層（rhetorical）の抽出

**問い**: なぜ著者はこの語・この構文・この順序を選んだのか？中立記述との差分は何か？

書き方（語ごとに差分を取る）:
- 各キーワードを取り出し、**他の語であれば何が変わるか**を対比
- 文構造（受動／能動／一人称／時制）の選択
- 並列・倒置・省略の効果

例（坊っちゃん冒頭）:
- **「親譲り」**: 性格を遺伝・血統に帰属。「生まれつき」「もって生まれた」と違い、**家族構造を背景に呼び込む**語
- **「無鉄砲」**: 旧時代・武士的気質を示唆。「向こう見ず」「軽率」より**江戸的気質**の含意
- **「小供の時から」**: 慢性性・連続性の宣言。一回的事件ではない
- **「損ばかりしている」**: 自嘲・ユーモア・敗者宣言の三重奏。「失敗」「ミス」と違い**経済的損失**の含意

### Phase 1.4: §3 構造命題層（structural proposition）の抽出

**問い**: 著者がこの一文で**暗黙に主張している命題**は何か？

直感で取らない。以下の4ステップで取る（v0.2 改訂）。

#### Phase 1.4.1: 人文知レンズの宣言

本文を読むのに**最適な人文知レンズを2-3個宣言**する:

```
主レンズ: {例: ヴェーバー官僚制論}
副レンズ: {例: ゴフマン相互行為論 / バフチン対話原理}
採用理由: {1-2行で「なぜこのレンズが本文に適合するか」}
```

- 複数レンズは推奨。ただし**5個以上は焦点が消える**ので避ける
- 主レンズと副レンズは**異なる学派**から選ぶ（哲学＋社会理論など）と齟齬から発見が出る
- 「採用理由」を書けないレンズは外す（思いつきで重ねない）

#### Phase 1.4.2: 構造フィルターの適用

Knowledge OS から**5-10個の関連pattern/atom**を選び、本文に対して通るかを判定:

| pattern/atom | 適用結果 | コメント |
|---|---|---|
| `{pattern-id}` | ✅ 通る | {本文のどの要素がフィルターを起動するか} |
| `{pattern-id}` | ❌ 通らない | {通らない理由＝本文の固有性の輪郭} |
| `{pattern-id}` | △ 部分適用 | {一部マッチ → 新規候補の種} |

**通らなかったフィルターを必ず記録する**。これが「この一文が何ではないか」の輪郭を作る。

参照先:
- `dictionary/patterns/` （232 patterns）
- `dictionary/atoms/_index.md` （79 atoms）
- パターン名だけでなく**発動条件**を確認してから判定

#### Phase 1.4.3: 命題の抽出

Phase 1.4.1 のレンズで Phase 1.4.2 のフィルター結果を**翻訳**して命題化:

```
命題α: {命題名}
- 内容: {1-2段落}
- 起源フィルター: {pattern-id} + 主レンズ {人文知}
- 反証条件: {何が観察されたら命題が崩れるか}
```

書式:
- 「○○ということを、○○として呈示している」型
- 各命題に**反証条件**併記
- 各命題に**起源フィルター**（どの構造フィルター + どの人文知レンズから演繹したか）併記

#### Phase 1.4.4: 命題間の独立性チェック（v0.2 新設）

抽出した命題群を相互比較し、重複・包含を解消する:

| 比較 | 判定 | 操作 |
|---|---|---|
| 命題A vs 命題B | 独立 | 両方残す |
| 命題A vs 命題B | 重複（言い換え） | 統合してより強い表現に |
| 命題A ⊃ 命題B | 包含 | 親命題に集約、子命題は例として残す |

**最終命題リストは load-bearing 文あたり3個以内**に絞る。それ以上はインフレ。

固有の発見ポイント:
- 通らないフィルター → 固有性の輪郭
- 部分適用フィルター → 新規パターン候補の種
- 主レンズと副レンズの間で齟齬が出る点 → 著者の独自性が立ち上がる場所

例（坊っちゃん冒頭、v0.2方式）:
```
主レンズ: ブルデュー資本論（ハビトゥス継承）
副レンズ: ゴフマン相互行為論（自己呈示）

通ったフィルター:
- mission-drift: △ 部分適用（「親譲り」が原点として機能）
- founders-curse: ❌ 通らない（個人主体ではなく血統主体だから）
- self-deprecation-as-credibility: ✅ 新atom候補

最終命題（独立性チェック後3個）:
1. ハビトゥスの血統的継承を自嘲モードで宣言
2. ヒロイズムの倒置（敗者の自己呈示）
3. 慢性化（時間構造としての敗北）
```

### Phase 1.5: §4 書物接続層（book-wide connection）の抽出

**問い**: この一文は書物全体の論理にどう接続するか？冒頭であれば何を予告し、結末近くであれば何を回収するか？

書き方:
- 全書のテーマ／主題／結末との関係
- 後続の語・概念・人物との伏線関係
- 著者の他著作・思想体系との接続

例（坊っちゃん冒頭）:
- **全書の主人公像を一文で予告**: 無鉄砲・損する・自嘲という三性質が物語全体を駆動
- **江戸的気質 vs 明治的合理**の対立構造を予告（後の山嵐・赤シャツの対立と接続）
- **「親譲り」が終盤の清・兄との関係に回収**: 血縁構造が物語のフレームになる
- **漱石の近代日本批判**（『私の個人主義』『現代日本の開化』）の主題と接続: 外発的に近代化した日本における**気質の遺残**

### Phase 1.6: atoms / patterns 候補の抽出

4層分解から、Knowledge OSへの素材を抽出:

**atoms候補**（最小単位の駆動力として見える要素）:
- 例: `identity-attribution-to-lineage`（自己同一性を血統に帰属させる傾向）
- 例: `chronic-loss-as-self-organization`（慢性的敗北を自己組織化原理にする）
- 例: `self-deprecation-as-credibility`（自嘲によって信頼性を確保する語り）

**patterns候補**（中粒度のパターンとして見える構造）:
- 例: 既存patternの`authority-inversion`に該当するか確認
- 例: 新規パターン候補として登録するか判定

候補は**仮置き**。正式登録は `/atom-decompose` か `/kos-promote` で行う。

### Phase 1.7: 出力フォーマット（v0.3 シンプルフロー形式）

「本文 → §1 → §2 → §3 → §4 → KOS候補」を**矢印で繋ぐ縦フロー**。読み手が分解の流れを視覚的に追えるようにする。

```markdown
# {ID}: 「{文}」

```
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【本文】
{原文}

  出典: {書名}（{著者}, {出版年}）{章・段落}
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
```

```
↓
```

## §1 事実層（denotative）
- {中立記述まで還元した命題}

```
↓
```

## §2 修辞層（rhetorical）

| 語 | 他の語ならどう変わるか | 効果 |
|---|---|---|
| **{語1}** | {差分} | {効果} |
| **{語2}** | {差分} | {効果} |

```
↓
```

## §3 構造命題層（structural proposition）

### 🔍 人文知レンズ
- **主**: {学派・概念}
- **副1**: {学派・概念}
- **副2**: {学派・概念}
- 採用理由: {1-2行}

### 🧪 構造フィルター
| 結果 | フィルター |
|---|---|
| ✅ 通る | `{pattern-id}`, `{pattern-id}` |
| △ 部分 | `{pattern-id}`（{部分適用の理由}） |
| ❌ 通らない | `{pattern-id}`, `{pattern-id}`, ... |

**固有性の輪郭（通らないフィルターから）**: {1-2行}

### 💡 抽出命題（独立性チェック後、最大3個）

```
α  {命題名}
   {内容1-2行}
   起源: {filter-id} × {人文知レンズ}
   反証: {条件 → 実際 → 維持 / 崩壊}

β  ...

γ  ...
```

### 📐 命題間の独立性
- α vs β: {独立 / 重複 / 包含} → {操作}
- α vs γ: ...
- β vs γ: ...

```
↓
```

## §4 書物接続層（book-wide connection）
- {章内・後続章への伏線}
- {他人物・他概念との接続}
- {作品結末への接続}
- {著者の他著作・思想体系との連関}

```
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
```

## KOS 候補

**atoms候補**:
- `{atom-id}` ({domain}): {1行説明}

**patterns候補**:
- 既存接続: `{pattern-id}`
- 新規候補: `{pattern-id}`（要検証）
```

**書式の意図**:
- `【本文】` ブロックを冒頭に置き、分析対象を視覚的に分離
- 各層の間に `↓` を配置し、フローの方向を可視化
- §2 修辞層を **3列表**（語 / 他の語ならどう変わるか / 効果）に固定し、語ごとの差分分析を強制
- §3 命題をコードブロック風で配置し、α/β/γ の構造を明示
- 最後の `━━━` 罫線で **分析エンジン側の出力** が閉じる。記事化（Mode 3）はここから先の別工程

### Phase 1.8: 保存先

```
examples/book-decompose/{書名-slug}/{文識別子}.md
```

例: `examples/book-decompose/botchan/sentence-001-oyayuzuri.md`

`examples/book-decompose/_index.md` に索引を追記。

---

## Phases — Mode 2: Extract（load-bearing文の抽出）

### Phase 2.1: 段落の読み込み

入力された段落を「論理単位」に分解:
- 主張文（claim）
- 根拠文（evidence / illustration）
- 接続文（transition）
- 修辞的反復（emphasis）

### Phase 2.2: load-bearing 判定

各文に対して4つの判定を行う:

| 判定軸 | 内容 |
|---|---|
| **段落支持力** | この文を抜くと段落の論理が崩れるか？ |
| **章支持力** | この文の主張が章全体のテーマと直結しているか？ |
| **書物支持力** | 全書の論理に接続しているか（冒頭・結末・転換点） |
| **修辞密度** | 4層に分解したとき、どの層も「ある」と判定できるか？ |

3軸以上で「強」と判定された文を **load-bearing** とする。

### Phase 2.3: 候補リスト出力

```markdown
# Load-bearing文候補: {書名} {章}

## 抽出済（高優先）
1. 「{文}」
   - 段落支持力: 強
   - 章支持力: 強
   - 書物支持力: 強
   - 修辞密度: 強
   - **理由**: {1-2行}

## 候補（中優先）
2. 「{文}」
   - {同上}
```

抽出済の各文は Mode 1 で4層分解にかける。

---

## Phases — Mode 3: Article（古典×現代の記事執筆）

### Phase 3.1: 接続するニュースを選ぶ

§3 構造命題層 で抽出した命題に**現代事象が直接マッチする**ものを選ぶ。

判定基準:
- 構造命題が「現在進行形で起きている」と言えるか
- 一次資料（報道・調査・判決）が3件以上揃うか
- 100日KOSのKPI（3000±300字）に収まるか

### Phase 3.1.5: 脱学術化変換（v0.3 新設、必須）

§3 分析命題を**そのまま記事本文に転写しない**。読み物命題への変換を経由する:

```
入力: §3 分析命題（α / β / γ など、起源フィルター × 人文知レンズ併記）
処理:
  1. 各命題のキーワードを翻訳辞書（前掲）で照合
  2. 残す用語を判定: 1記事につき2-3個まで（読者が学ぶ価値があるか / 命題の精度に必須か）
  3. 命題本体の表現を平易化（「自覚的継承宣言」→「親から受け継いだものだ、と自分で名指す」）
  4. 残した用語の初出時のみ「学術用語（平易な言い換え）」型で括弧併記。2回目以降は平易な表現のみ
  5. 消した用語は末尾出典欄に「{学者名}『{著作}』の{概念名}」として記録
出力:
  - 読み物命題（本文用、平易だが指し示す現象は分析命題と同一）
  - 出典注釈（末尾用、学術接続を保存）
```

**変換チェック**: 平易化前後で**反証条件が一致**しているか確認する。一致しない＝平易化が命題を歪めた。

例（坊っちゃん v0.2 命題α の脱学術化）:

```
分析命題α: ハビトゥスの自覚的継承宣言
  - 通常ハビトゥスは無意識に身体化される。坊っちゃんはそれを「親譲り」と
    意識化して名指す。ブルデュー的「分裂したハビトゥス」の自己診断。

  ↓ 脱学術化

読み物命題α: 「親譲り」と自分で名指す構え
  - 性格や癖は普通、無意識に親から受け継ぐもの。だが坊っちゃんは
    「これは親譲りだ」と自分で名指している。本人が気づいた瞬間に、
    その性格は逃れられないものになる。

出典注釈: ブルデュー『ディスタンクシオン』のハビトゥス／分裂したハビトゥス（habitus clivé）概念を参照
```

### Phase 3.2: 記事構成（古典×現代型テンプレ）

```
§1 ニュース概要（現代事象の数字3点並列）
§2 一般的なフィルター（世間の読み方を3種カテゴリ化）
§3 古典の一文（書物の冒頭で「{書名}にこう書かれている」）
§4 4層分解の核心（§3 構造命題層を1段落で）
§5 構造の転送（古典の構造命題が現代ニュースをどう切るか）
§6 現状認識（2x2 + 業界横断テーブル）
§7 行動（読者の判定軸を1つだけ示す）
§8 メタ（時間軸の収束 — {古典の発表年} → {現代年} で同じ構造が再演されている）
```

`/atom-decompose --article` のS+テンプレを古典フックに改造した形。

### Phase 3.3: フッター必須要素

```markdown
**📚 出典**: {古典の書名・章・節} + {現代ニュースの一次資料}
**📐 4層分解**: {分解ファイルへのリンク}
**🏷️ パターン**: {該当pattern}
**🌐 海外ブログ版**: {Mode 4 で生成された英語版へのリンク or "未生成"}
**🧪 反証条件**: {古典の命題が現代に当てはまらないと言える条件}
```

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## Phases — Mode 4: International（海外ブログ版）

### Phase 4.1: 翻訳ではなく「再構成」

英語圏の読者向けに、以下を調整:

| 調整項目 | 内容 |
|---|---|
| **書物の認知度** | 坊っちゃん→Botchan(1906), 人間の条件→The Human Condition(1958)のように原題・原書年を明示 |
| **文化的注釈** | 「江戸的気質 vs 明治的合理」のような日本固有の文脈を1段落で説明 |
| **哲学伝統との接続** | 西洋哲学の対応概念を1つ示す（例: 漱石の自己 = ジェイムズの "divided self"） |
| **ニッチ宣言** | 「日本人が日本古典を西洋哲学で読み直す」という立ち位置を明示 |

### Phase 4.2: タイトル戦略

英語タイトルの型:
- `{Classic} Decomposed: {Modern Hook}` 例: `Botchan Decomposed: Why "I Inherited My Foolishness" Predicts Every Failed Reform`
- `What {Author} Knew About {Modern Phenomenon}` 例: `What Soseki Knew About Algorithmic Hiring`

### Phase 4.3: シリーズ化

`Japanese Classics, Decomposed` シリーズとして連載構造を作る:
- 第1回: 坊っちゃん冒頭文
- 第2回: 漱石別作品 or 別著者
- 第3回以降: 鴎外・芥川・三島・川端...

シリーズ目次を Substack / Medium のプロフィールに固定。

### Phase 4.4: 出力フォーマット

```markdown
# {English Title}

> "{Original Japanese sentence}" — {Author}, *{Book Title in Italics}* ({Year})

**Translation**: "{English translation}"

## §1 The Modern Echo
{Modern news hook in 1-2 paragraphs}

## §2 What This Sentence Actually Says (4-Layer Decomposition)

### Layer 1: Denotative
{Plain factual content}

### Layer 2: Rhetorical
{Word-by-word choice analysis with cultural notes}

### Layer 3: Structural Proposition
{The implicit claim, with Western philosophical analogue}

### Layer 4: Book-Wide Connection
{How this sentence connects to the rest of the book and the author's broader thought}

## §3 Why This Matters Now
{The transfer to the modern news}

## §4 What to Watch For
{Reader's observation point}

---

**Source**: {Original work} | **Modern Reference**: {News source} | **Series**: Japanese Classics, Decomposed #{N}
```

### Phase 4.5: 保存先

```
examples/book-decompose/{書名-slug}/en/{識別子}.md
```

公開先候補（外部）:
- Medium（"Japanese Classics, Decomposed" series）
- Substack（同シリーズ）
- Personal blog

---

## Phases — Mode 5: Reading Note（一方通行の解説文 / v0.4）

### Phase 5.1: 対象選定

- 単独文 / 段落 / 章 のいずれかを対象にする
- 章を対象にする場合、**load-bearing な箇所だけ**を取り上げて、その間は流す（全文を引用しない）
- Mode 1 の分解結果が既にあれば素材として参照する（直接転記はしない）

### Phase 5.2: 引用ブロックの選び方

- 1場面に1引用、長くても2-3行
- 引用は **読者が思い出すきっかけ**として機能。要約ではない
- 引用は段落冒頭か段落末に置き、間に独白を挟む

### Phase 5.3: 文体ルール（v0.5 厳守）

| 項目 | ルール |
|---|---|
| 文体 | 「だ・である」調。**「ですます」禁止** |
| 一人称 | 「私」を時々使う／無人称が基本。「私は思う」「と私は思う」を1〜2箇所だけ |
| 強調 | 太字を**1〜3箇所**目安。多用しない（実例ベースでは6〜8箇所まで許容、ただし結論断定の太字は禁止） |
| 専門用語 | **構造分析の語彙を本文に出さない**（ハビトゥス、脱領土化、self-handicapping 等は禁止） |
| 古典の時代語彙 | **そのまま使う**（「腕白者」「奉公」「瓦解」等）。漱石語・著者語の重みを保つため |
| 現代語ブリッジ | load-bearing 語のみ「『〜』── つまり〜」型で**章内で2-4回**翻訳。**全文翻訳は禁止**（漱石語の距離感が失われる） |
| 執筆背景 | 出版年・著者の年齢・経歴・時代背景を**章内で2-3回**事実として差し込む（伝記的説明にしない／推測しない） |
| 今の学び | セクション末で「2026年の私たちに何を意味するか」を**観察として**差し出す。教訓化（「〜すべきだ」）・救済（「絶望ではない」）・まとめ（「以上が」）禁止 |
| 結論 | 各段の最後に決め台詞を置かない |
| 末尾の冷却 | 章末の最後の一文は**冷却**。「〜だ。」型ではなく、「それで、十分だった。」のように余白を残す |

### Phase 5.4: 構成パターン（v0.5 — 二声＋三層）

v0.5 は **観察者＋翻訳者の二声**。漱石本文の重みを保ちつつ、現代の読者と接続する。

```
[引用]
↓
[現代語ブリッジ — load-bearing 語のみ短く言い直す（任意）]
↓
[独白 — 観察者の声]
↓
[執筆背景 — 事実ベースで観察を補強（任意）]
↓
[今の学び — セクション末で観察として差し出す（任意）]
↓
[次の引用]
↓
...
↓
[最終引用]
↓
[最後の独白 — 冷却]
```

**全セクションで4層全部を出す必要はない**。章全体で4層が回収されればよい。
- ある段落: 引用 → 独白
- ある段落: 引用 → 現代語ブリッジ → 独白
- ある段落: 引用 → 独白 → 背景 → 今の学び

定型化すると退屈になる。場面によって順序入れ替え可。

引用と独白の比率: 引用1 : 独白5〜8。**独白が主、引用は従**。

### Phase 5.5: 三つの追加レイヤー（v0.5 中核）

#### 5.5.1: 現代語ブリッジ

漱石語・古典語のうち、現代読者に距離を作りやすい語を**章内で2-4回**だけ言い直す。

| 項目 | ルール |
|---|---|
| 対象 | load-bearing 語のみ（「無鉄砲」「親譲り」「瓦解」「奉公」「向後一切構わない」等） |
| 形式 | 「『〜』── つまり〜」「『〜』── 現代の言葉で言えば〜」型で**短く**（1-2文） |
| 頻度 | 章内 2-4回。**毎段落は禁止**（定型化して退屈になる） |
| 禁止 | 全文翻訳。漱石本文を現代語に置き換えること |
| 意図 | 漱石語の重みを保ちつつ、現代読者の入口を確保する |

例:
- 「『無鉄砲』── つまり、衝動と行動の間に思考の層を置かないこと。」
- 「『瓦解の時』── 明治維新で旧体制が崩れ、士族の家が没落した時期。」

#### 5.5.2: 執筆背景レイヤー

著者の状況・時代を**事実として**差し込む。観察を補強する素材として置く。

| 項目 | ルール |
|---|---|
| 対象 | 出版年 / 著者の年齢・経歴 / 執筆時の状況 / 同時代の作品 / モデルとなった経験 |
| 頻度 | 章内 2-3回 |
| 形式 | 事実ベース。1-2文で挿入。観察と地続きに置く |
| 禁止 | 推測・解釈・心理分析（「漱石は孤独だったのだろう」型） |
| 禁止 | 伝記説明の長文化（観察を補強する素材に留める） |
| 意図 | 「漱石が何を経験した上でこの一文を書いたか」を読者の中に置く |

例:
- 「漱石はこれを1906年（明治39年）、満40歳のときに書いた。英国留学から帰り、神経衰弱のさなかにあった。」
- 「漱石は1895年（明治28年）、29歳で松山中学に赴任している。坊っちゃんと同じ路を、漱石自身が10年前に歩いた。」

#### 5.5.3: 今の学び（観察としての回収）

セクション末で「2026年の私たちに何を意味するか」を**観察として**差し出す。

| 項目 | ルール |
|---|---|
| 形式 | 「〜と読める」「〜が見える」「〜と呼んでいる」型 |
| 頻度 | 全セクションには付けない。**章内で3-5回**程度 |
| 禁止 | 教訓化（「〜すべきだ」） |
| 禁止 | 救済（「絶望ではない、希望だ」） |
| 禁止 | まとめ（「つまり〇〇が大事である」） |
| 禁止 | 結論（「漱石が言いたかったのは〜」） |
| 意図 | 古典が「今を切る道具」になっていることを読者に**気づかせる**（押し付けない） |

例:
- 「2026年の私たちは、この『ゼロ秒』を別の名前で呼んでいる。高速試行錯誤と呼んだり、フェイルファストと呼んだりしている。だが漱石はそれを坊っちゃんという一人の少年の身体に、もう書いている。」
- 「現代の私たちは、自己評価を多数決で組み立てる仕組みの中にいる。SNSのいいね、レビュー、評価経済。── そこで生き残る方法は、漱石の答えと同じだ。」

### Phase 5.6: 構造分析の痕跡チェック

執筆後、以下を**取り除く**:
- 「α 〜 β 〜 γ 〜」のような命題符号
- 「起源フィルター」「反証条件」などの分析語彙
- 「ブルデュー的に言えば」「ゴフマン的に言えば」のような学派名
- 「これは〜パターンだ」のようなパターン名直接引用
- 結論的な太字強調（最後の段で太字を使わない）

代わりに**残す**:
- 観察された事実の言い換え
- 「〜と私は思う」のような留保
- 著者が書かなかったことへの目配り
- 「ここをよく聞いてほしい」のような読者への呼びかけ（ただし1-2回まで）

### Phase 5.7: 末尾の冷却技法

良い終わり方:
- 観察を一行残して、評価を入れない（例: 「それで、十分だった。」）
- 物語の続きに目を向ける（例: 「物語はまだ始まっていない。」）
- 著者の沈黙に触れる（例: 「漱石はこのことを、第一章では書かない。」）

避ける終わり方:
- ❌ 教訓化（「〜を学ぶべきだ」）
- ❌ 救済（「絶望ではない、希望だ」）
- ❌ まとめ（「以上が第一章の構造である」）
- ❌ 結論（「漱石が言いたかったのは〜」）

### Phase 5.8: 出力フォーマット（v0.5）

```markdown
# {書名} {章番号} ── 解説文

---

> {引用1}

{現代語ブリッジ — 任意・短く}

{独白1 — 観察者の声・数段落}

{執筆背景 — 任意・事実ベースで観察を補強}

{今の学び — 任意・セクション末で観察として}

---

> {引用2}

{独白2 — 数段落}

---

...

---

{最後の独白 — 冷却で閉じる}

---

## 関連ファイル（裏側の分析エンジン）
- 構造分解: [sentence-XXX](./sentence-XXX.md)
- 章レベル統合: [chapter-N-{lens}-axis.md]
- 記事化: [day-XXX](../../100-day-kos/day-XXX.md)
```

**書式の意図**:
- 4層（引用 / 現代語ブリッジ / 独白 / 背景 / 今の学び）は**全セクションで全部出さない**。章全体で4層が回収されればよい
- 定型化を避けるため、順序は場面ごとに入れ替え可
- 「今の学び」は章内で3-5回程度。終始「観察として」差し出す（教訓化禁止）

### Phase 5.9: 保存先

```
examples/book-decompose/{書名-slug}/chapter-{N}-reading-note.md
```

または、特定の load-bearing 文だけを対象にする場合:
```
examples/book-decompose/{書名-slug}/reading-note-{文識別子}.md
```

### Mode 5 の使い分け

| 出口 | 用途 | 読者像 |
|---|---|---|
| Mode 1 (構造分解ファイル) | atoms/patterns 素材投入 | 専門家・分析者 |
| Mode 3 (記事) | 古典×現代の構造提示 | 100日KOS読者・初見者 |
| Mode 5 (内部 Reading Note) | 本を読む脇に置く声 | 古典を読みながら別の視点が欲しい人 |
| **Mode 6 (公開 Reading Note)** | **note公開用 ※注釈形式の読み直し** | **note読者・古典に距離がある一般読者** |

4つは競合せず補完する。同じ章から並列に作ると、読者層が広がる。

---

## Phases — Mode 6: Published Reading Note（公開用 ※注釈形式 / v0.1）

### Phase 6.1: 入力と前提

- 入力: Mode 5 の reading-note（推奨）または直接 load-bearing 章
- 前提: Mode 5 が先に存在すると、構造的読みが既に固まっているので Mode 6 への変換が早い
- Mode 5 → Mode 6 は**「内部の冷却した独白」を「読者と対話する語り」に翻訳**する工程

### Phase 6.2: 形式ルール（※注釈システム）

古典注釈書の伝統に倣う形式。**漱石本文を段落丸ごと提示**し、特定の語に ※マーカーを付け、段落の後に注釈を続ける。

| 項目 | ルール |
|---|---|
| 原文提示 | **段落丸ごと**を引用ブロックなしで本文として提示。**中略は最小限**（注釈の load-bearing 語の前後の context は厚く残す）。`…` で削るのは「明らかに別場面への移行」「説明の冗長な繰り返し」だけ |
| ※マーカー | 段落中の load-bearing 語の**直後に半角スペース＋※N**（例: 「無鉄砲で小供の時から損ばかりしている。※1」） |
| ※の数 | **段落あたり1〜3個**まで。多すぎると注釈が前景化して本文が背景化する |
| ※の番号 | **段落ごとにリセット**（パラグラフ内で1から） |
| 注釈本体 | 段落の後に空行を挟んで `※1.〜` から開始。長さは自由（短い注 / 長い注の混在OK） |
| 段落区切り | 注釈ブロックの後に `---` で原文段落の区切りを明示 |

### Phase 6.3: 文体ルール（v0.1 中核）

| 項目 | ルール |
|---|---|
| 文体 | **「ですます」調**（Mode 5 の だ・である調 を反転） |
| 一人称 | 「私」と「私たち」を意図的に使い分ける（独白＝「私」／読者誘導＝「私たち」） |
| 問いかけ | 「では、なぜ〜のでしょうか？」「〜ではないでしょうか？」を**章内で3-5回**配置 |
| ヘッジ | 「と私は思います」「と考えます」「と想像します」── 断定を遅らせて読者と並走する |
| 接続詞 | 「要するに、」「つまり」「すなわち」「だけど」「でも」「よって」── リズムと論理を作る |
| 太字 | **1-3箇所まで抑制**（問いかけと注釈構造ですでに視線誘導が効くため） |
| 末尾の冷却 | Mode 5 から継承（「私たちはこれを読んだ。」型） |
| 古典の時代語彙 | そのまま使う／必要なら ※注で開く（Mode 5 と同じ） |
| 構造分析語彙 | 本文に出さない（Mode 5 と同じ） |

### Phase 6.4: 三声の構造

Mode 6 は **観察者＋語り手＋注釈者**の三声で動く。

```
[観察者] 漱石本文（原文段落丸ごと）
  ↓
[注釈者] ※N.「語句」── 現代語ブリッジ／執筆背景／観察の起動
  ↓
[語り手] ですます調の独白＋問いかけで読者を引き込む
  ↓
[次の段落 / 注釈ブロック]
```

声の役割分担:
- **観察者**: 漱石本文の提示（自分の声を入れない、引用そのまま）
- **注釈者**: ※の番号をつけて load-bearing 語を指す（短い、precise）
- **語り手**: 注釈の後に展開する読み物部分（ですます、読者と並走）

### Phase 6.5: ヘッダ・シリーズ規約

| 項目 | 形式 | 例 |
|---|---|---|
| タイトル | `『書名』_読み直し（{部番号}）` | 『坊っちゃん』_読み直し（1） |
| 著者ライン | 固定 | `WakaNa.U_世界を読むための思考OS` |
| 公開日 | `YYYY年M月D日 HH:MM` | 2026年5月3日 21:06 |
| セクション開始 | 漢数字 | 壱・弐・参・肆... |
| セクション直下 | 著者の執筆背景を **2-3行**でコンパクトに | 「漱石は1906年（明治39年）、満40歳のときに〜」 |

### Phase 6.6: Mode 5 → Mode 6 翻訳の基本操作

| 操作 | Mode 5 | Mode 6 |
|---|---|---|
| 文末 | 「〜だ」 | 「〜です」「〜ということ」 |
| 観察 | 「父は飛ぶ行為そのものは、否認されていない。」 | 「父は飛ぶ行為そのものは否認されていない。」（改行で自然に） |
| 断定 | 「これは無鉄砲ではない、と私は思う。」 | 「これは無鉄砲じゃない、と私は思います。ましてや自傷でもない。」 |
| 結論的太字 | **無鉄砲の核そのもの**だ。 | 無鉄砲の核そのものではないでしょうか。 |
| 引用形式 | `> 引用` | 段落丸ごと本文＋※マーカー |
| 段落区切り | `---` | `---` （継続使用） |

### Phase 6.7: 出力フォーマット

```markdown
---
id: "{書名-slug}-chapter-{N}-published"
book: "{書名}"
author: "{著者}"
year: {年}
location: "第{N}章 全体"
type: "published-reading-note"
mode: 6
mode_version: "v0.1"
voice: "観察者＋語り手＋注釈者の三声（ですます調・※注釈形式）"
series: "『{書名}』_読み直し"
part: {部番号}
note_byline: "WakaNa.U_世界を読むための思考OS"
note_published_at: "YYYY-MM-DD HH:MM"
created: YYYY-MM-DD
updated: YYYY-MM-DD
related_files:
  - chapter-{N}-source.md
  - chapter-{N}-reading-note.md
---

# 『{書名}』_読み直し（{部番号}）

WakaNa.U_世界を読むための思考OS
{YYYY年M月D日 HH:MM}

---

{漢数字}
{著者の執筆背景を2-3行}

---

1.

　{漱石本文段落の冒頭、字下げ全角スペース1つ}{中略可}{load-bearing語}※1 {続き}{語}※2 {続き}。

※1.「{語}」── {現代語ブリッジ または 起動する観察}

{語り手による独白 — ですます調・問いかけ・読者誘導}

※2.{次の注釈}

{独白}

---

{次の漱石本文段落}

...

---

{章末の冷却 — 「私たちはこれを読んだ。」型}
```

### Phase 6.8: 保存先

```
examples/book-decompose/{書名-slug}/published/chapter-{N}.md
```

`examples/book-decompose/{書名-slug}/_series.md` に公開記事の索引を追記（実投稿日時・URL・スキ数等のKPI）。

### Phase 6.9: Mode 5 と Mode 6 の使い分け

| 出口 | Mode 5 | Mode 6 |
|---|---|---|
| 形式 | 引用→独白の往復 | 原文段落丸ごと＋※注釈 |
| 文体 | だ・である観察者 | ですます語り手＋注釈者 |
| 読者 | 古典を既に読んでいる人 | 古典に距離がある一般読者 |
| 用途 | atoms素材／構造記録 | note公開・SNS拡散 |
| 太字 | 1-3箇所目安（6-8まで許容） | 1-3箇所まで（問いかけが視線誘導を担うため） |
| 末尾 | 冷却（共通） | 冷却（共通） |

**両者は補完**。同じ章で Mode 5 → Mode 6 の二段ワークフロー。Mode 5 が既にあれば、Mode 6 への変換は文体・形式の翻訳に絞れるため早い。

### Phase 6.10: アンチパターン（Mode 6 固有）

- ❌ **※の数を段落あたり4個以上にする**（注釈が本文を食う、v0.1）
- ❌ **問いかけを章内で1回も使わない**（読者誘導の声が消える、v0.1）
- ❌ **問いかけを毎段落入れる**（説教調・押し付けがましくなる、v0.1）
- ❌ **太字を5箇所以上使う**（注釈構造で視線誘導済みのため過剰、v0.1）
- ❌ **Mode 5 の だ・である調 を一部だけ ですます に変えて出す**（声が二重化して混濁、v0.1）
- ❌ **漱石本文を引用ブロック `>` で囲む**（Mode 5 形式が混入する、v0.1）
- ❌ **シリーズ番号・公開日・著者ラインを省略する**（公開アーティファクトとしての一貫性が崩れる、v0.1）
- ❌ **`…` で原文を削りすぎる**（漱石本文の重みが消え、注釈と本文のバランスが崩れる。読者は「漱石の文章を読みに来ている」のであって「注釈を読みに来ている」のではない、v0.1）
- ❌ **Mode 5 を書かずに直接 Mode 6 から書く**（Mode 5 v0.5 の四層構造が Mode 6 の見えない骨格になっているため。Mode 5 を飛ばすと表面はそれらしく見えても、構造が痩せて回数を重ねると質が低下する。Mode 5 を必ず先に書く、v0.1）
- ❌ **章を書き終わったら事後 audit を回さない**（ラベルなしで四層が機能しているかを章ごとに表で確認する工程を省くと、3-4章先でレイヤー欠損に気づかないまま進む。各 Mode 6 完成後に「四層 audit 表」を回す、v0.1）

---

## Quality Criteria

### 必須

- [ ] 4層すべてに記述がある（空白の層を作らない）
- [ ] 修辞層は **語ごとの差分分析** であり、要約ではない
- [ ] §3 で人文知レンズが**最低2個**宣言されている（v0.2）
- [ ] §3 で構造フィルターが**最低5個**適用判定されている（v0.2）
- [ ] **通らなかったフィルターが最低1個**記録されている（v0.2）
- [ ] 命題間の独立性チェックが実施され、最終命題が**3個以内**に絞られている（v0.2）
- [ ] 各命題に**起源フィルター + 反証条件**が併記されている（v0.2）
- [ ] 書物接続層は具体的な箇所（章・人物・概念）を指している
- [ ] Mode 3 では §3 古典の一文と §5 現代の構造が**論理的に同型**である

### 推奨

- [ ] atoms / patterns 候補を最低1つ抽出する
- [ ] 著者の他著作との接続を1つ示す
- [ ] 既存パターン辞書（dictionary/patterns/）と接続を試みる
- [ ] Mode 4 では西洋哲学の対応概念を1つ示す

### 禁止

- [ ] 一文を要約しただけで「分解した」と称する
- [ ] 修辞層を「美しい表現」「印象的な語」など評価語で埋める
- [ ] 構造命題層を著者の伝記情報で埋める（命題そのものを書け）
- [ ] 海外版で日本文化を「エキゾチックなもの」として陳列する（同位の知として書く）

---

## アンチパターン

- ❌ 著者の伝記・人生を語って分解とする
- ❌ 「美文」「名言」として鑑賞して終わる
- ❌ 4層を均等な分量で埋めるために無理に書く（分量よりも独立性）
- ❌ 載せたい現代ニュースに合わせて構造命題を歪める
- ❌ 海外版で「日本独特の」を多用する（普遍と特殊の往復で書く）
- ❌ **人文知レンズを宣言せずに「直感で命題を取る」**（v0.2）
- ❌ **命題抽出後に既存patternラベルを後付けで貼る**（順序逆転、v0.2）
- ❌ **通ったフィルターしか記録しない**（固有性が見えない、v0.2）
- ❌ **命題間の独立性チェックを省略して水増しする**（v0.2）
- ❌ **人文知レンズを5個以上重ねる**（焦点喪失、v0.2）
- ❌ **採用理由を書けないレンズを「念のため」加える**（思いつき重ね、v0.2）
- ❌ **学術用語を全部消す**（命題の精度が落ちる、v0.3）
- ❌ **学術用語を全部残す**（読者が脱落する、v0.3）
- ❌ **「専門用語（読み物表現）」を本文で繰り返し冗長に併記**（v0.3）
- ❌ **翻訳辞書にない用語を勝手に省略する**（出典欄に必ず残す、v0.3）
- ❌ **平易化の過程で命題の方向や反証条件まで歪める**（v0.3）
- ❌ **Mode 5 で漱石本文を全文現代語に置き換える**（漱石語の重みが消える、v0.5）
- ❌ **Mode 5 で現代語ブリッジを毎段落入れる**（定型化して退屈になる、v0.5）
- ❌ **Mode 5 で執筆背景を伝記説明に展開する**（観察を補強する素材に留める、v0.5）
- ❌ **Mode 5 で「今の学び」を教訓化・救済・まとめにする**（観察として差し出す、v0.5）

---

## 100日KOSとの統合

このスキルは **100-day-kos** のサブツール。Day記事執筆で:

- **冒頭フックを古典から取りたい時** → Mode 3
- **新atomsの素材源を増やしたい時** → Mode 1 を毎週1〜2文ずつ
- **海外への第二の出口を作りたい時** → Mode 4

100日プロジェクトの**質ブースター**として機能する。古典→構造→現代ニュースの三層構造で、記事の哲学的深度が上がる。

---

## 候補書物リスト（着手順）

| 優先度 | 書物 | 理由 |
|---|---|---|
| 🔴 最優先 | 夏目漱石『坊っちゃん』(1906) | 短い・海外認知あり・冒頭一文が強烈・近代日本批判の入口 |
| 🟠 高 | 夏目漱石『私の個人主義』(1914) | 講演録で構造が明確・現代SNS時代と接続強 |
| 🟠 高 | アレント『人間の条件』(1958) | プロローグの一文（スプートニク）が既に試走済 |
| 🟡 中 | カフカ『変身』(1915) | 冒頭一文の load-bearing 性が圧倒的・海外でも分析無数だが日本人視点はニッチ |
| 🟡 中 | 三島由紀夫『金閣寺』(1956) | 美意識構造の分解が atoms に効きそう |
| 🟢 温存 | 旧約聖書『創世記』 | 生涯プロジェクト級。100日終了後に独立工程として開始 |

---

## File Locations

```
examples/book-decompose/
├── _index.md                       ← 索引（全分解結果へのリンク）
├── {書名-slug}/
│   ├── _series.md                  ← 当該書物の連載目次
│   ├── sentence-001-{識別}.md      ← 個別分解
│   ├── sentence-002-{識別}.md
│   └── en/
│       └── sentence-001-{識別}.md  ← 英訳版
└── ...

dictionary/atoms/
└── （新atom候補が成熟したら登録）

dictionary/patterns/
└── （新pattern候補が成熟したら登録）

articles/
└── day-XXX-{title}.md              ← Mode 3 で生成された記事

memory/
└── project_book_decompose.md       ← 進捗ログ
```

---

## Working Examples

### 例1: 単文4層分解（Mode 1）

ユーザー: `/book-decompose 「親譲りの無鉄砲で小供の時から損ばかりしている」 坊っちゃん`

```
1. 文脈確認（坊っちゃん第一章冒頭、夏目漱石1906）
2. §1 事実層: 性格が親由来 / 子供時代から損
3. §2 修辞層: 「親譲り」「無鉄砲」「小供の時から」「損」を語ごと差分分析
4. §3 構造命題層: 自己責任の局所的解除 / ヒロイズム倒置 / 慢性化
5. §4 書物接続層: 主人公像の予告 / 江戸 vs 明治 / 清・兄との接続
6. atoms候補: identity-attribution-to-lineage / chronic-loss-as-self-organization
7. examples/book-decompose/botchan/sentence-001-oyayuzuri.md に保存
```

### 例2: load-bearing抽出（Mode 2）

ユーザー: `/book-decompose --extract 「{段落貼り付け}」 人間の条件`

```
1. 段落を論理単位に分解
2. 各文を4軸で評価（段落・章・書物・修辞密度）
3. 「1957年〜円を描いたのである」を最高優先で抽出
4. 抽出理由（プロローグ冒頭・全書の問いの起点）を記述
5. 推奨: Mode 1 にこの文を流す
```

### 例3: 古典×現代の記事執筆（Mode 3）

ユーザー: `/book-decompose --article 「親譲り〜」 + 接続: 現代の世襲議員問題`

```
1. §3 構造命題（自己責任の局所的解除）が現代ニュース（世襲議員）に同型適用できるか確認
2. 8セクション記事執筆:
   §1 世襲議員の数字3点
   §2 世論の3カテゴリ反応
   §3 古典フック「親譲りの無鉄砲」
   §4 4層分解の §3 を引用
   §5 構造の転送（明治の坊っちゃん → 現代の世襲）
   §6 2x2マトリクス
   §7 読者の判定軸
   §8 1906 → 2026 の時間軸
3. articles/day-XXX-oyayuzuri-seshu.md に保存
```

### 例4: 海外ブログ版（Mode 4）

ユーザー: `/book-decompose --en sentence-001-oyayuzuri`

```
1. 4層分解結果を読み込み
2. 文化的注釈（江戸 vs 明治）を1段落で
3. 西洋哲学接続（James "divided self" or Sartre "bad faith"）を1つ示す
4. 英訳版を生成（Japanese Classics, Decomposed #1）
5. examples/book-decompose/botchan/en/sentence-001-oyayuzuri.md に保存
6. Medium / Substack 投稿候補としてマーク
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## 反証条件（このスキル自体の）

以下が観察されたら、4層構造の設計を再考する:

- ある文が**5層以上**を必要とする → 4分割の限界。層の再定義
- 4層全部が空白の文ばかり抽出される → load-bearing判定が緩すぎる
- 海外版がすべて同じ西洋哲学者に接続される → 西洋偏重。著者の思想体系から接続を探す
- 古典×現代記事で構造命題と現代ニュースの接続が弱い → §3 の抽出精度が低い

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## Memory（積み上げ用）

実行のたびに `memory/project_book_decompose.md` に追記:

- 新規分解: 書名 / 文 / 抽出atoms / 抽出patterns
- 新規記事化: Day番号 / 古典 / 現代ニュース
- 新規英訳: 書名 / シリーズ番号 / 投稿先
- 反省: load-bearing判定ミス / 4層偏り / 西洋接続偏重 など

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## 出典

このスキルは2026-05-03のセッション「本の一文一文を要素分解していく工程はどうだろうか？」という問いから発生。

- 初期動機: atoms層に一次資料由来の素材を投入したい / 海外ブログ展開（坊っちゃん等）/ 100日プロジェクトの質ブースター
- v0.1: 4層フレーム（事実／修辞／構造命題／書物接続）確立
- v0.1 試走: 坊っちゃん冒頭一文「親譲りの無鉄砲で小供の時から損ばかりしている」
- v0.1 試走自己評価: 第一段落で9命題抽出。検収すると真に独立な命題は4-5個。**§3 抽出が直感批評に近く、再現性が低い**ことが露呈
- **v0.2 (2026-05-03)**: 二つの読みのレンズ（人文知背景 + 構造フィルター）を中核に導入
  - §3 抽出を 1.4.1〜1.4.4 の4ステップ化（レンズ宣言→フィルター適用→命題抽出→独立性チェック）
  - 通らないフィルターの記録を必須化（固有性の輪郭）
  - 命題間独立性チェック必須化（命題インフレ防止、最終3個以内）
  - 各命題に「起源フィルター × 人文知レンズ」併記必須
  - 直感批評モードを禁止アンチパターン化
- **v0.2 検証 (2026-05-03)**: 坊っちゃん冒頭文を v0.2 で再分解、v0.1 と比較。命題γ「召喚としての自嘲」が**バフチンレンズ導入により完全な新発見**として出現。v0.2 の再現性向上を実証。難点として**学術用語ハードル**が露呈
- **v0.3 (2026-05-03)**: 脱学術化レイヤー導入（Mode 3 内 Phase 3.1.5 として）
  - 三層併記モデル（分析命題 / 読み物命題 / 学術接続注釈）を確立
  - 翻訳辞書 seed v0.3 を配備（18用語、ブルデュー・ゴフマン・バフチン・フーコー・アーレント・ヴェーバー等）
  - 1記事につき残せる学術用語は2-3個まで、初出のみ括弧併記
  - 平易化前後で**反証条件が一致**することを変換チェックの必須項目に
  - 5件のアンチパターン追加（全消し / 全残し / 冗長併記 / 勝手省略 / 命題歪曲）
- **v0.4 (2026-05-03)**: Mode 5 (Reading Note) 追加
  - 第三の出口として「一方通行の独白」形式を導入
  - 構造分析の痕跡を本文から完全に取り除き、「観察者の声」のみで書く
  - 文体ルール: だ・である調 / 専門用語禁止 / 太字1-3箇所 / 末尾の冷却
  - Mode 1（分析）/ Mode 3（記事）/ Mode 5（Reading Note）の三出口体制が確立
  - 検証: 坊っちゃん第一章 で実装、ユーザー判定「読みやすく、新鮮さが生まれている」を取得
- **v0.5 (2026-05-04)**: Mode 5 を「観察者＋翻訳者の二声」に拡張
  - 三つの追加レイヤーを公式化（Phase 5.5.1〜5.5.3）:
    - 5.5.1 現代語ブリッジ: load-bearing 語のみ章内で2-4回言い直す（全文翻訳禁止）
    - 5.5.2 執筆背景レイヤー: 出版年・著者の状況を事実として2-3回差し込む（伝記説明禁止）
    - 5.5.3 今の学び: セクション末で「2026年に何を意味するか」を観察として差し出す（教訓化禁止）
  - 動機: v0.4 の「一方通行の独白」は漱石語の重みを保つ点で成功したが、現代読者との接続が弱い。「執筆背景＋現代語訳＋今の学び」を加えることで漱石語の重みを保ちつつ入口を広げる
  - 構成パターン: 全セクションで4層全部を出さない／章全体で4層が回収されればよい／場面ごとに順序入れ替え可
  - アンチパターン4件追加（全文翻訳 / 毎段落ブリッジ / 伝記展開 / 教訓化）
  - 検証: 坊っちゃん第一章 を v0.5 でリライト
- **Mode 6 v0.1 (2026-05-04)**: Published Reading Note 追加（第四の出口）
  - Mode 5 の「内部 reading-note」と分離して「公開 reading-note」を独立 Mode 化
  - 動機: ユーザーが Mode 5 の v0.5 をベースに note 公開用に手で添削した結果、ですます調＋※注釈形式の三声構造が立ち上がり、Mode 5 とは目的・読者層が異なることが判明
  - 形式中核: 漱石本文を段落丸ごと提示＋ load-bearing 語に ※マーカー＋段落の後に注釈本体（古典注釈書の伝統）
  - 文体中核: ですます調 / 問いかけ3-5回 / ヘッジ「と思います」「ではないでしょうか」/ 太字1-3箇所
  - シリーズ規約: タイトル `『書名』_読み直し（{部番号}）` / 著者ライン `WakaNa.U_世界を読むための思考OS` / 漢数字セクション
  - Mode 5 → Mode 6 二段ワークフローとして運用（Mode 5 が分析の足場 / Mode 6 が公開アーティファクト）
  - 検証: 坊っちゃん第一章を Mode 6 で実装（`examples/book-decompose/botchan/published/chapter-1.md`）、ユーザー添削版が原型

詳細:
- `examples/book-decompose/_index.md`（全分解索引）
- `memory/project_book_decompose.md`（進捗ログ）
- 関連スキル: `/atom-decompose`（atoms/patterns正式登録）/ `/100-day-kos`（記事化）

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